一生に一度の人生の通過点「成人式」
通過点に過ぎないという考えもあるでしょうが、親にとってはおむつを替え、言葉を教え、学校に通わせ、何より「食べさせてきた」子供が、無事大人として独り立ちする。。。「一人前に仕上げた」儀式でもあります。
本人にとっても、まだ大学生であろうが、フリーターであろうが、「自分の人生は自分で責任をもつ」そういう決意の儀式でもあります。
なので、晴れの衣装は作ってあげたい。。。そう思う親御さんも多いのでは?
でも、今のご時世です。
金に糸目をつけずというよりは、良いものをリーズナブルでというのが風潮
そこで、今日は成人式の着物・・一般的には振袖用の反物を買い、それを仕立てて仕上げるという選択について考えてみます。
仕立てというのは着物を縫ってくれることを言うだけではありません。
湯のしといって縮むのを防ぐための処理や、袷の裏地を選び縫い合わせてくれる工程も含み、すぐ着れるように仕上げてくれる作業を言います。
仕立て代込みというと、多くはこの工程を含むことを言いますから、個々に依頼するよりもリーズナブルになります。
仕立てを依頼してから出来上がるまでは1か月~1か月半かかります。
来年の成人式に間に合わせようと思うと、今月半ばぐらいまでは発注しないと、スムーズにいきません。
比較的リーズナブルなお値段の、仕立て代込みのお店をあげてみますと、
たとえば、こちらの正絹・京友禅の振袖、仕立て代込みで118,000円です。
こちらを出しているのは、京都の着物屋 かさね というお店で、このような着物を色々取り揃えていますから、気になった方はチェックしてみてください。
着物は、このほかにも、振袖用の長襦袢、帯、帯揚げ、帯締めなども必要となるので、トータルで考えなければなりません。振袖本体だけにおかねを使っているわけにはいかないので、バランスよくしたいものです。
そういう意味では、こちらのフルセット、破格の金額で、税込み107,774円
振袖も袋帯も正絹で、長襦袢はポリエステルとなります。
■セット内容■
・振袖 ・ 共八掛 ・ 胴裏 ・ 襦袢 ・ 袋帯 ・ 帯芯 ・ 帯揚げ ・ 帯締め ・ 伊達衿 ・ 半衿
・足袋 ・ スリップ ・ 草履 ・ バッグ ・ 帯板(前・後) ・ 帯枕 ・ コーリンベルト
・ウエストベルト ・ 三重仮紐 ・ 伊達締め(×2) ・ 腰紐(×5) ・ 衿芯(×2) ・ 仕立て
こちらのお店は、特選 着物と帯 みやがわといいます。
バナーの着物は、「しぼりの滝泰」で有名な、老舗染元「滝泰」の振袖。
かなりの破格値なので、早い者勝ちですね。
こういった着物は、一点ものなので、誰かがオーダーすれば売り切れとなります。
このお店(特選 着物と帯 みやがわ)では、ほかにもこのような着物があり、柄が気に入ったらすぐ抑えることをおすすめします。
気に入った振袖用反物を選び、既に買ってあるのだけれど、仕立てをどうしようとお悩みの場合は、こちらを利用するのもいいですよ
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上のバナーにもあるように、反物があれば、胴裏地も正絹、ガード加工もしてくれて30,000円です。
前回ご紹介した高島屋百貨店の着物は素敵でしたが、今日ご紹介したようにお手頃価格で品質の良いものはたくさんあるので、レンタル以外で考えてみるのも良いかと思います。
まだ来年20歳にならない娘さんの着物も、気に入った柄があったら早めに手を打っておくのも良いですね。